
新日本プロレス米国公演から日本人選手が消えてプチ炎上中
来週行われる新日本プロレスの米国興行、The New Beginning USAの出場選手リストが大きな話題を呼んでいます。
開催地がアメリカであるとはいえ新日本プロレスは新日本プロレス……のはずなのですが、何と参戦する日本人選手はたったの一名。一体何があったのでしょうか?
この件に関して、出場選手の発表から約9時間後にあたる日本時間23時過ぎに新日本プロレス英語版公式サイトが声明文を発表しました。
「大変残念なことに、2018~19年にかけて続いている米国連邦政府の閉鎖のために、アメリカのファンの方々と会うのを楽しみにしていた日本人選手達の就労ビザを取得することができなかったことをお伝えしなければなりません。
しかしながら、ビザの問題とは関係なく、依然としてアメリカのファンの方々に素晴らしいカードを提供することができることにはワクワクしています。
IWGP US王者のジュース・ロビンソンはバレッタとイギリスから来た、この試合で新日本プロレスデビューを飾るグレート・オー・カーンを相手に防衛戦を行います!
加えて、このショーでは我々のLA道場で技を磨いているヤングライオン達の才能やポテンシャルにフィーチャーします。
NJPWの新世代の能力を祝福できることを楽しみにしています。」
従来、「米国でも普段と変わらない日本のプロレスを見せる」という立場を取ってきた新日本プロレスのこうした振る舞いに、多くの海外ファンは失望や怒りを顕にしています。
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上記の公式リリースのコメント欄には「(ビザ問題は)新日本の手を離れた問題なのだから文句を言っても仕方がない。トランプが悪い」という擁護もある一方で、
「酷いな。ROHのショーに金を払ったわけじゃないんだぞ」「返金したら?」「(政府が閉鎖されていなかった)11月や12月の内には申請できなかったのか?MSGでは裏切ってくれるなよ!」といった厳しいコメントも並びました。
なお、本ツアーはチケットの販売開始から20分足らずで完売したことが知られています。
ツアーには獣神サンダーライガーや石井智宏、小島聡や後藤洋央紀といった日本人が参加予定だったそうです。
以下、完全に個人的な感想故に不快になられる方もおられるかもしれません。ご注意くださいませ。
〇所感〇
今回ラインナップされた選手達に1ミリたりとも落ち度はありませんが、正直アメリカのファンの方が求める”新日本の興行”とはかなり色の異なるものとなってしまったのでは無いでしょうか…。
ELITEが抜けて以降初となるUS興行でこの失態は団体にとって大きな痛手。
当たり前のことですが、何度かこういうことを繰り返してしまうと心象の著しい悪化は避けられません。少なくともMSG興行では挽回するようなカードが組めると良いのですが、そこまでにビザ問題が解決することを祈るほかありません。
チケットを買っていた方からしてみれば災難だったかもしれませんが、個人的にはジョナサングリシャム vs タイラーベイトマンとヴィランエンタープライズ vs KESを楽しみにしています。
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