
05/01のまとめ
グレーテストロイヤルランブル特集号・後編
GRRに出場出来なかった選手達
GRRに登場しなかったサミ・ゼイン、どうやら女性達と同様会社側から出場を許されなかったそうです。
ゼインはシリアにルーツを持つスーパースターです。シリアとサウジアラビアの外交関係はかなり緊迫しているようで、そこに配慮しての措置だと思われます。
他にGRRに出場が許されなかった女性スーパースター達、興行の前後に休暇を与えられたほか、出場出来なかった分の補償金が支払われるそうです。
(wrestlingnewsco)
イランセグメントと女性達の登場、そして謝罪
興行中、会場の大型スクリーンにカーメラ等の女性選手達が大写しになってしまう事件がありました。映像はデュアルブランドPPVのcmでしたが、リングコスチュームのカーメラやサーシャ達を見て客席は大きく盛り上がるところもあれば、ブーイングも飛んでいたそうです。
また、この件に関してサウジアラビアのジェネラルスポーツオーソリティは「女性の淫らな姿を含む映像が会場に流れたこと」について謝罪し、「事前にWWEにはこのような映像を使わないという重要なルール について約束していた」と述べています。WWE側のうっかりミスだと思われます。
同様にかなりの賛否両論を巻き起こした場面として、アリーヤ・デバリとショーン・デバリのイランの血を引く兄弟がサウジアラビアで行われたトライアウトの勝者の4人にのされるシーンが挙げられます。
当初アリーヤは12年間もの努力が報われ、ついに兄弟二人で同じWWEのリングに立てたことを喜んでいました。しかし昨日、一転して「誤解を呼ぶセグメント」に対する謝罪文を掲載。
— Ariya Daivari (@AriyaDaivariWWE) May 1, 2018
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「先週金曜日の登場シーンでは、私はTVや映画における俳優と同様に、敵対者の姿を演じていただけだ。あのキャラクターに自分自身の考え方が反映されたということは一切ない。気分を害されたかもしれない全ての人々に謝罪する。私はイランの素晴らしい人々にも、自らのイランの血にもとても誇りを持っている」
アリーヤは命の危険を感じるような脅迫も複数受けたそうで、「レスリングが純粋なエンターテインメントであり、自身とテレビキャラクターは異なる存在だ」ということをはっきりさせておきたかったため、今回の声明を発表するに至ったそうです。
(エンターテインメントを楽しむ余裕というか、文化的に成熟していない地域でこのようなショーを行うことの難しさを感じる一件ですね。)
(PWI+RSN)
ヒロキ・スミ起用の理由
前記事でお伝えした元力士のヒロキ・スミ。彼がGRRに参加することになったのは、サウジアラビア王子の一人が挙げた”参戦希望選手”が関係していると推測されています。
その王子はサウジ公演に来て欲しい選手として、「アンダーテイカー、アルティメットウォーリアー、ヨコズナ」を挙げたそうです。しかし後者二人は当然亡くなっています。そのため、16億もの契約をしているWWEは少しでも王子の希望に添えるものを…と言わんばかりに本物の力士と契約してしまったそうです。
もし王子が彼のことを気に入っていれば、再登場や本契約もあるかもしれないとのこと。それにしても一体どこから探してきたんだ……
(WOR)
今日の私的1行ニュース
〇アンダーテイカーのトゥームストーン・パイルドライバーにより負傷が疑われていたエイデン・イングリッシュ、セルが上手すぎただけで身体に異常はないとのこと
〇登場予定だったのに登場しなかったビッグ・ショー、トレーニング中に負傷したそう
〇ホーン・スワグルは当日50人GRRへの参加が決定したそう(元はプレショーの予定)
〇ドリュー・マッキンタイア、GRR参加予定だったもののビザが間に合わず断念
〇クリス・ジェリコとダニエル・ブライアンのセグメントに客の反応が無かったのは、会場で流されていなかったため(現地ではお祈りの時間だった)
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