
07.04.19のまとめ
WWEはマリアに腹を立てている
前回RAWのマリア・ケネリスが夫であるマイクを「自分を妊娠させるに足る男ではない」とこき下ろし、「この場にいる真の”Man”はベッキー・リンチだけ。次は彼女にでも妊娠させてもらうわ」とトンデモ発言を連発した壮絶なアングルの件ですが、昨日もお伝えした通り、彼女は本当に妊娠してしているそうです。
そしてその妊娠を表向きは祝福したWWEですが、ブラッド・シェパードは「その真意は全くの反対である」と指摘しています。
どうやらWWEはケネリス夫妻が2週間前に新契約を締結する前に、妊娠の情報を伝えなかったことを怒っているそうです。その怒りようと言えば、シェパードの情報源が彼らを”sh*t”と評するほど。そのため久々に生放送に登場してきた彼らですが、特に目立ったプッシュは予定されていないそうです。
夫妻はWWEと5年契約を結んでおり、この契約から250,000 ドル(≒2700万円)/年を得ることになっています。
また、PWIはバックステージでのケネリス夫妻の評判について触れています。
「ROHとImpactにおいて、彼らはしばしば”共に働きづらい人物”と評判だった。特にマリアは口うるさく、不当に大きな分け前を得ようとするタイプだったそうだ。実際現在もImpactに務めている当時のスタッフ達は「彼女達がどれだけ目の上のたんこぶだったか」という話を今だによくしている。
また、夫妻は口頭でImpactとの契約延長に合意していたにもかかわらず、直前になって「やっぱりWWEに行く」と言った、という話もある」
(brad shepard+PWI)
今後番組はもっと過激になっていく?
RAWにてアナウンサーのコーリー・グレイヴスが”Holy sh*t”と発言、続けてSmackDownではWWE王者コフィ・キングストンがサモア・ジョーに中指を立てるなど、これまで補助金のためにPGレーティングの遵守に力を入れてきたWWEとは思えない放送になりました。
この放送について「WWEはPG時代からの脱却を進めているのか?」とデイヴ・メルツァーに尋ねたファンは、メルツァーからただ一言「そうだ」との返事を得ています。
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— Dave Meltzer (@davemeltzerWON) July 3, 2019
ここ半年ほど、「WWEはかつてのアティチュード路線に舵を切ろうとしている」という噂は囁かれていました。AEWのウィークリーショーがアティチュード・エラと同じTV-14(※PGの1つ上のレーティング)で開始されることも、こうしたWWEの変化に繋がったのかもしれません。
(wrestling observer)
リコシェのプッシュとポールヘイマン
今週からRAWのエグゼクティブディレクターに就任したポール・ヘイマン。以前より既にクリエイティブ面での関与があったヘイマンですが、今後はその影響をこれまで以上に強めていくと考えられます。
そんなヘイマンが現在高く評価しているのがリコシェとシェイナ・ベイズラー。リコシェが2週連続でRAWのメインイベントを務めたのにはそういう理由もあるそうです。
ヘイマンはWWEが苦手とする”10代を初めとした若い世代への訴求力”をリコシェの中に見出しているとか。AEWの放送が始まる前に、少しでも若い世代の流出を防ぎたいといった形で、リコシェはこれからもプッシュされていく予定だと言われています。
その他ヘイマンによって利益を得るかもしれない選手は、AJスタイルズ、トマソ・チャンパ、リオ・ラッシュだそうです。ラッシュは既にほぼWWEを離れている状況ではありますが、もしかするとヘイマンの存在が救世主になるかもしれません。
また、今週サラッと登場したのが現NXTタッグ王者のストリートプロフィットについてですが、メルツァー曰く、「彼らは完全に昇格したわけではなく、ヘイマンが新しいショーを始めるために起用したニューフェイスだ」とのこと。今回はトリプルHことも無かったようで何よりです。
(PWI+wrestlingnewsco+WOR)
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