クリスジェリコが語るグレーテストロイヤルランブルについて、「テイカー戦が無くなったのはサウジのプリンスがルセフの大ファンだからかも…」「超高額オファーなのに試合がグダグダで笑った」「間違った空港に降ろされ…」

Photocredit: WWE
発掘した古代記事です。グレーテスト・ロイヤルランブルでの苦い経験等を語るジェリコ。勿論まだAEWはありませんでした。

 

Inside The Ropes w/ Chris Jericho 10.16.18

 

アンダーテイカーの相手がルセフに変更になったのは…

初めにサウジアラビアで行われるグレーテスト・ロイヤルランブルへの出場オファーを受けた時、全く興味を持てなかった。だがその後、確かな”額”(*1)が提示されたんだ。俺は決して金で動く男ではないが、時には「乗らなきゃバカだろ」ってこともある。

 

一か月後、ビンス・マクマホンから「アンダーテイカーとキャスケットマッチをやらないか?」というメールが届いたんだ。テイカーとなら間違いなく会場を盛り上げられる!

 

だが俺はその前に内藤のこと(*2)について話さなくちゃいけなかった。で、話したらビンスは「super cool!」と喜んでくれたよ。やや不安そうな向きもあったが…まあそれで何度かメールのやり取りをしていたんだが、3,4通交わした後に「棺桶戦はテイカー vs ルセフに戻った」という報告をされたんだ。

 

俺が「OK、でも何で?」と尋ねたら、ビンスは「サウジのプリンスがルセフを試合に戻せと言ったんだ」と。そんなわけないだろ…。

 

俺が思うに、やっぱりビンスは今や新日本プロレスを敵認定してる。ビンスにとっては、もし5件…いや1件でも、WWEネットワークからNJPWWORLDに流れたら「敵」なんだ。

 

だからきっとビンスは「いや、ジェリコをショーをスティールできるようなハイライト・マッチに入れてはいけないな。ジェリコとアンダーテイカーなら間違いなく最高の試合になってしまう。一週間後にはヤツはNew Japan TVに出てくるのに、そんなことはさせられない」と考えたんじゃないかな。

 

納得できるよ。だってこれは正真正銘の闘い、戦争だからな。実際俺達はクソいい試合をしてしまっただろうしな。きっと面白い試合になっただろう。以上が俺の考えだ。勿論間違っているかもしれないぞ、サウジのプリンスが偶然ルセフの大ファンだったかもしれないしな。

 

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間違った空港、礼儀のなってない客、NOアルコール

18時間飛行機に乗って寝て、15時にジェッダに着いた。ダニエル・ブライアンとポッドキャストを収録した後、翌日は午前9時に会場入りだったので無理矢理寝たよ。PPVが始まるのは午後6時で、俺は50番目の入場だから午後11時スタートなのにな。しかもスタジアムの中に全く何も無くて、14時間を過ごすのはかなりキツかった。

 

それにしてもランブルは観てても出てもマジで笑っちゃったよ。選手がスポットをミスったりボッチったり…人数多いし無茶苦茶だった。「みんなこんなものであれだけの大金貰ってるのか…そして俺は”何もしないために”コレに出るのか……ま、どうでもいいか」って(笑)ちなみに俺の試合時間は4分くらいだったな。

 

会場から帰る旅路も最悪だった。翌午前5時がバスの時間で、俺はフィット・フィンレー、ビリー・キッドマン、ジェイミー・ノーブルとアダム・ピアースと同乗していた。全員合わせるとキャリアも200年を超える組み合わせだ。そんな俺達だが、間違った空港に降ろされていた。

 

バスから降ろされ、案内人もセキュリティーもいないままバカみたいにほっつき歩いてたらファンに囲まれたんだ。サウジの人間たちはとてもなれなれしくてほぼ暴徒と化していた上に、彼らは俺にばかり向かってくる。他は今裏方ばかりだからな。ブチキレた俺は思わずFワードまで使って「俺から離れろ!顔を触るな!」と怒鳴ってしまったよ。

 

俺達は45分かけてようやく正しい空港に辿り着いた。あまりの惨状に俺はそろそろ「あの金額では釣り合わなかったんじゃないか?」と疑問を持ち始めていた。少なくとももう戻ってきたくはない。

 

ついに飛行機に搭乗した時、俺は「なあ、今どうしても酒が要るんだ!」と言った。すると添乗員らは「あと1時間はサウジの上空なので(*3)」と答えたんだ。俺はもう数えた。本気で数えたね。─49分、48分、1分、0分…「ウォッカ3杯、今すぐだ!!」とな。

 

*1:ジェリコはランブル1試合への出場で10万ドル(≒1100万円以上)を受け取ったそう。因みに新日本でも1試合につき10万ドルを受け取っていた(※2018年に限る情報。今年は不明)

 

*2:Dominion大阪城ホール大会で対戦が決定していたが、ビンスには事後報告だった

 

*3:ご存知の通り、サウジアラビアでは飲酒が禁止されている

 

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