
X-Pac 1-2-360 04/04/18 w/Cody Rhodes
「WWEにいると、WWE以外に行くところなんてないという思考にとらわれる」
(インディーに出る時に恐怖は感じなかったのか?という質問に対し)俺の場合、準備にかける時間はいくらでもあった。俺は持てる情報源の全てを実際に頼ってみたんだ。
たとえばケビン・オーエンズには80万回くらい質問したに違いない。今と比べて移動がどのように変わるか、なんて基本的なことから金銭面の心配まで。不条理な量の質問をありとあらゆるタイミングでありとあらゆる相手にぶつけた。その時は確かに恐怖を感じていたけれど、俺はこういうルールを持っている。「もしそれがお前を怯えさせなければ、それは冒険ではない」。そして実際インディーに上がるようになって…それは凄まじい冒険だったな。
(※ちなみにこの時オーエンズに頼ったことがきっかけで、オーエンズから親友のヤングバックスに「コーディの面倒を見てやってくれ」というオーダーが行くことになる。そしてそれはコーディのバレットクラブ加入という結果につながった)
WWEを辞めた理由
(再びWWEに戻るつもりは)無いね、当時以上のことができる気がしないから。 WWEにいた初めの頃、俺は確かに成功を掴みかけたように感じていた。そしてその成功の味を忘れることが出来なかったんだ。それがWWEでの最後の数カ月間にフラストレーションが溜まっていた理由さ。
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俺の友達にも、会社でキャリアの上下に苦しむ選手が何人もいる。レスリングは本当に不公平極まりないビジネスだ。どれだけ努力したところでそれが出世に繋がる保証なんてどこにもないのだから。一生懸命やる、というより賢く立ち回ることが何よりも大事なんだ。勿論両方できるに越したことはないけどな。
それと、NXTの存在はWWEを去る決断を後押しするものだった。なぜなら、NXTはハンターの作ったインディペンデント・シーンだからだ。アメージングだよ。彼は世界中の注目に値するタレント達を掴み取り、彼ら自身はただ観客からの関心を得るためだけに互いに闘っている─俺はNXTに非常に感銘を受けたんだ。だから退団を決断した……というのが文脈が通っていないように聞こえるのは重々承知しているが、実際自分はそうした。既に自身のブランドを確立し、名声も持っているような選手達を見て…やらなければならないことを見つけたんだ。
インディーに来て得たもの
ヤングバックスを別としても、インディーに来てからは学ぶことばかりだよ。カート・アングルやARフォックスを初めとした多くの有名な選手と闘う内に学んだ最も大きなことは、「自ら殻を破り、新しいことに挑戦すること」だ。これは何も試合に限った話ではなく、バックステージやインタビューも含めてのことだ。
退団時に携えていたリストについて
みんな知ってるとは思うが、あのリストにはすぐにでもブッキングしてほしい、共に働きたい団体や数人の選手名を書いてきたんだ。クールなアイデアだっただろ?あのリストの裏話としては…初めは自分の手で書いてきたんだ。だが、あまりにも酷い出来だったからブランディに書いてもらった。だから最終的にTwitterにアップしたのはブランディ直筆のコピーなんだ。
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