
Fiteful exclusive inteview w/ Drew McIntyre 08.22.19
WWEを解雇された時の話
WWEを解雇された日、一本の電話があった。少し驚いたよ。電話口で俺の解雇を告げる相手も少し驚いていたし、ファンもまた少し驚いていたように思う。
正直なところ、突然の解雇通知を深刻に捉えられる訳がなかった。たとえ出来たとして、そんなことをしても上手く解決するとは思えなかったよ。
もう俺は出ていかなければならないのだと、このWWEというノンストップな環境の外でここで学んだ教訓を活かさなければならないのだと感じた。
「この場所は決して止まらない。俺達はクリエイティブなコンテンツを創り続ける。俺の”これまで”を知っている人々がいるこの世界では、自分のキャラを完全に創り直すことは困難だ」と考えたんだ。
インディー界への復帰について
当時のガールフレンド、つまり現在の妻から電話を受けて家に帰った時、俺は既に計画を立てていた。まずはスコットランドに戻り、ミッション・ステートメント(*)を固めた。世界中に俺が本当はどのような人間なのか、何が出来るのを見せようと決意したんだ。
ありがたいことにその試みは成功して、人々は俺の在り方を見せられるプラットフォームを提供してくれた。
「俺は何が何でもWWEに戻る。より磨き上げられたレスラーとして」という気持ちで始めたインディー選手業だったが、世界中の様々な団体に出場する内に、「もしかすると俺はもう一生WWEに戻ることは無いのかもしれない。今大切なことをしているから」と考え始めていたんだ。
(*):人生を懸けてやるべきこと、のようなニュアンス。訳に「社訓」が充てられることもあるが、厳密には全然違うらしいです。
WWEへの復帰について
TNA(Impactレスリング)との契約が失効した日、俺と妻は次の動きを考える必要があった。俺としては、多分新日本プロレスに行くつもりだったと思う。本気で新日本に行きたかったし、そこで働きたかったからな。
ウィリアム・リーガル─俺のメンターも少し担っていた─から電話がかかってきたのはちょうどその時のことだった。その後トリプルHと3人で話し合い、次はWWE、特にNXTに行くことを決意したんだ。
クレイモア発明はアクシデントから
あの時俺は走りながら対戦相手の顔にビッグブートを繰り出そうとしていたんだ。でも履いていたパンツが本当にキツくて、クロッチ(※股部の布)が裂けないかと心配だった。だから蹴り出した脚に合わせて軸脚も上げたんだ。
後頭部を床に打ち付けたけど、蹴った脚は相手の顔面に命中していた…と、意識を取り戻し始めた頃に聞いたよ。それで「このキックはなんてクールなんだ!安全に出来さえすれば」と思い、ついに安全で効果的なやり方を見つけたんだ。それがクレイモアの成り立ちだよ。
(このエピソードはWWEネットワークのTable For 3の3MB回で初出。そちらの方がより詳細に取り上げられています)
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